夏の終わりが見えてくると、那須塩原の空気は少しずつ澄んできます。朝晩にひやりとした風が混じりはじめたら、そろそろ秋の計画を立てる季節。
秋の那須塩原でぜひ足をのばしていただきたいのが、塩原温泉ともみじ谷大吊橋です。深く切れ込んだ渓谷、そこに架かるいくつもの吊橋、そして1200年の歴史をもつ温泉郷。歩いて、眺めて、湯につかる——秋の一日をまるごと楽しめるエリアです。
この記事では、貸別荘「緑と光が包む家」を拠点にした、渓谷美を味わう散策プランをご紹介します。
もみじ谷大吊橋とは
もみじ谷大吊橋は、1999年にオープンした全長320mの歩道吊橋。塩原ダム湖にまっすぐ架かる姿は、写真で見るより実際のほうがずっと迫力があります。
橋の上に立つと、足元には湖面、左右には切り立った山肌、そして振り返れば深い森。遮るものが何もない360度の眺めは、ちょっとした空中散歩のようです。「恋人の聖地」にも認定されていて、カップルにも人気のスポットになっています。
橋の袂には「森林の駅」があり、栃木限定のお土産やソフトクリーム、名物の炭火焼き「三福だんご」なども。歩いたあとの休憩にちょうどいい場所です。
利用時間と料金
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 利用時間 | 8:30〜18:00(11月1日〜3月31日は8:30〜16:00) |
| 料金(〜2026年9月30日) | 大人300円/小中学生・65歳以上200円 |
| 料金(2026年10月1日〜) | 大人400円/小中学生・65歳以上300円 |
| 駐車場 | 無料(R400側 小型123台・大型8台/右岸 小型25台) |
料金改定にご注意ください 2026年10月1日より、もみじ谷大吊橋の利用料金が改定されます。オープン以来27年ぶりの改定とのこと。紅葉シーズンにお出かけの方は、新料金でご準備ください。
紅葉の見頃はいつ?
塩原の紅葉は、10月中旬から色づきはじめ、見頃は10月下旬〜11月中旬が目安です。
エリアによって時期が少しずれるのが塩原のおもしろいところ。標高の高い場所から順に色づいていくので、10月下旬なら山の上、11月に入ってからは温泉街周辺、というふうに、訪れる時期に合わせて行き先を変えるのがおすすめです。
もみじ谷大吊橋は、紅葉した木々がダム湖の水面に映り込むのが最大の見どころ。晴れた日の午前中、風の少ないタイミングを狙うと、湖面が鏡のようになります。
渓谷を歩く|おすすめ散策コース
塩原温泉郷は箒川(ほうきがわ)が刻んだ渓谷に沿って広がっていて、川沿いには遊歩道が整備されています。吊橋から吊橋へと歩いてつなぐのが、このエリアの楽しみ方です。
紅の吊橋(くれないのつりばし)
塩原もの語り館の裏手に架かる、全長52.5mの吊橋。名前のとおり紅葉の名所で、橋の向こう側には約900mの遊歩道が続いています。近くには公共の露天風呂「もみじの湯」もあるので、散策のしめくくりに立ち寄るのも気持ちのいいコースです。
七ツ岩吊橋(ななついわつりばし)
箒川に架かる全長87mの吊橋。周囲の景観になじむよう、木調の仕上げと木の床板が使われています。駐車場から橋を渡ると塩原温泉ビジターセンターへ。周辺にも散策路が整備されていて、のんびり歩くのに向いています。
回顧(みかえり)の吊橋
もみじ谷大吊橋の近く。橋を渡った先に展望台があり、紅葉に彩られた山を背景に回顧の滝を眺められます。歩き足りない方は「回顧コース」(約8km・4時間)に挑戦してみるのも。
塩原もの語り館
散策の起点にちょうどいい複合施設。1200年の塩原温泉の歴史を紹介する展示室のほか、お土産処、箒川を望むカフェレストラン、足湯もあります。夏目漱石や尾崎紅葉といった文豪たちがこの地を愛したエピソードも展示されていて、歩く前に立ち寄ると散策がぐっと味わい深くなります。
「緑と光が包む家」からの秋の一日モデルプラン
| 時間 | 予定 |
|---|---|
| 9:00 | 別荘でゆっくり朝食。テラスで朝の空気を味わってから出発 |
| 10:00 | もみじ谷大吊橋に到着。混みはじめる前に橋を渡る |
| 11:00 | 森林の駅でお土産探し・ソフトクリーム休憩 |
| 12:00 | 塩原温泉街へ移動。名物のとて焼きやそばでランチ |
| 13:30 | 塩原もの語り館 → 紅の吊橋 → 遊歩道を散策 |
| 15:00 | 日帰り温泉でひと汗流す |
| 16:30 | 別荘へ戻り、買ってきた地の食材で夕食の支度 |
| 19:00 | 静かな夜。デッキで星空を眺めて一日を終える |
紅葉シーズンの塩原は、午前中の早い時間が断然おすすめです。11月の週末は駐車場が混み合い、周辺道路も渋滞しがち。別荘に泊まっていれば朝はゆっくり、それでいて9時台に現地入りできるので、この時間帯のいいところ取りができます。
秋の散策、持っていくとよいもの
- 歩きやすい靴 — 遊歩道は未舗装区間や階段もあります
- 薄手の羽織もの — 渓谷沿いは日陰が多く、体感温度が低め
- タオルと着替え — 日帰り温泉に立ち寄るなら
- 現金 — 吊橋の利用料や小さなお店で必要になることも
秋の那須塩原は、朝晩の冷え込みが日中との差で10℃近くになる日もあります。重ね着で調節できる服装が安心です。
おわりに
塩原の秋は、派手ではないけれど深い。渓谷に降りていくと、川の音と落ち葉を踏む音だけになる時間があります。そのあと温泉であたたまって、別荘に帰って静かな夜を過ごす——那須塩原ならではの、贅沢な秋の過ごし方です。
「緑と光が包む家」は、そんな一日の拠点にぴったりの貸別荘です。今年の紅葉シーズンのご予約も承っております。渓谷を歩いた足を、緑に囲まれた家でゆっくり休めにいらしてください。

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